矯正コラム
インビザラインの費用はどのくらい？ 他の治療法とも相場を比較

「インビザライン矯正を始めたいけど、歯医者によって金額が違う。どこを選べばいいのか分からない」とお悩みではありませんか？
適切な金額が分からないときは、その治療の費用相場を調べることが大切です。
費用相場にくらべてあまりに安すぎる場合は、それなりの理由が隠れている可能性があるため、気をつけなくてはいけません。
インビザライン矯正の費用相場とその内訳、ワイヤー矯正との違いについても詳しくまとめました。
インビザライン矯正をご検討中の方は、ぜひご参考ください。

そもそもインビザラインとは

インビザラインは、取り外しが可能なマウスピース矯正の一つです。
マウスピースの製造は米国アラインテクノロジー社が行っており、世界100カ国以上の国々で提供されている実績・信頼のあるメーカーです。
歴史は長く、1997年に開発された後アメリカを中心に広まり、2006年に日本でもインビザラインを用いた治療が開始されました。
見た目が透明で審美性が高く、接客業の方や人前にでる機会が多い方に特に人気の治療法です。
マウスピース矯正の中でも適応症例が多く、抜歯が必要な症例であっても対応可能な場合があります。

インビザラインの費用は総額でいくらかかる？

インビザラインの費用相場は、400,000円〜1,000,000円といわれており、治療範囲やインビザラインの種類によって差があります。
1本〜2本の小さなズレであれば400,000円程度で治せることもありますが、そのケースで治療を始める方は少なく、主に中度〜重度の歯並びを気にされる方が治療をご希望になるため、450,000円以上かかる場合がほとんどです。
当院（渋谷F&B矯正歯科・東京）では、インビザラインの治療費を450,000円（税込495,000円）〜750,000円（税込825,000円）に設定しております。

インビザラインの費用内訳は？

相場よりも大幅に安い金額を提示している場合、装置費以外の費用が別途かかる可能性があるため注意が必要です。
契約後の追加請求で困らないためにも、内訳は事前に確認することをおすすめします。
当院では、提示費用に以下の項目が含まれています。

カウンセリング、診察料

インビザライン矯正をはじめる前のカウンセリング料や、精密検査料です。
満足度の高い治療をするには、事前のカウンセリングや精密検査が欠かせません。

矯正装置費用

インビザライン本体の費用です。
種類や治療範囲によって費用が異なります。

保定装置費用

メイン治療を行った後は、後戻りを防ぐための保定期間が必要です。
その際に使用する保定装置の費用も提示金額に含まれています。

調整料

インビザライン矯正は、1ヶ月〜2ヶ月に1回のペースで調整を行います。

追加でかかる可能性がある費用

インビザライン矯正を行うすべての方ではなく、必要な場合にのみかかる費用があります。

抜歯など特別な治療が必要な場合の費用

抜歯が必要な症例では、矯正治療費とは別に抜歯費用がかかります。
抜歯も可能な歯科医院で、精密検査時に抜歯が確実に必要と分かっていれば、提示された費用に含まれているケースもゼロではありません。正確に把握するためにも、治療前に内訳をご確認ください。
矯正治療での抜歯は保険適用外のため、費用に含まれていない場合は1本あたり5,000円〜150,000円ほど別でご用意いただく必要があります。

マウスピースの装置が破損した際などの費用

マウスピースに穴があいたり、変形や破損したりで使えなくなった際は、作り直しが必要です。
医院側が管理するものではないため、無料で作り直しをすることは残念ながらできません。
損をしないためにも、マウスピースの使用方法は厳守しましょう。
紛失した際も、作り直しが必要になります。外出時は専用のケースをご利用ください。

インビザライン以外のマウスピース矯正との相場の比較

当院では、インビザラインの他に「hanaravi（ハナラビ）」も取り扱っております。
治療費が300,000円（税込330,000円）からとなっており、歯並びによってはインビザラインよりも安く受けられます。
なるべく安く、軽度のがたつきを整えたい方におすすめの治療法ですが、インビザラインよりも対応可能な症例は少ないため、かならず受けられるものではありません。
気になる方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

ワイヤー矯正との相場の比較

当院では、マウスピース矯正だけでなくワイヤー矯正もお受けいただけます。
ワイヤー矯正の場合、表側矯正と裏側矯正に分けられ、歯の表面につけるブラケット（装置）や通すワイヤーの種類によっても、かかる費用が異なります。

表側矯正の費用

表側矯正の費用相場は、600,000円〜900,000円です。
当院では、820,000円（税込902,000円）で行っており、審美性を高めるためにクリアブラケットとホワイトワイヤーを使用します。従来のワイヤー矯正よりも目立ちません。

裏側矯正の費用

裏側矯正の費用相場は、1,200,000円〜1,500,000円です。
表側から装置が見えない分審美性は高いのですが、高度な技術を必要とする治療法です。
当院では、全体を裏側矯正で治療するフルリンガルの場合は1,280,000円（税込1,408,000円）、目立ちやすい上の歯を裏側矯正にし、下の歯を表側矯正で治療するハーフリンガルの場合は1,100,000円（税込1,210,000円）で行っております。

「歯の動かしやすさ」はワイヤー矯正の方が上

審美性に関してはインビザライン矯正が上ですが、歯を引き上げたり、高さを維持したまま真横に動かすといったやり方は、ワイヤー矯正でしかできません。
そのため、ズレが大きい症例ではワイヤー矯正が必要になります。
インビザラインは抜歯が必要な症例でも対応可能な治療法ですが、一時的にワイヤー矯正と併用して進めるケースも少なくありません。
治療方法やかかる費用は患者様一人ひとり異なるため、正確に知るには精密検査が必要です。

インビザラインの費用は保険適用される？ 医療費控除は？

インビザラインを含む歯科矯正は、基本的に保険適用にはなりません。自費診療となるため歯科医院によって費用に差があります。
決して安くはありませんが、医療費控除は受けられるためぜひご活用下さい。

医療費控除とは

医療費控除とは、1年間（1月から12月までの期間）を対象に100,000円以上医療費を支払った場合に受けられる制度です。
医療費控除を受けるには、確定申告書と医療費の明細書の2つを作成し、税務署に提出する必要があります。

まとめ

インビザラインは、審美性が高く、対象の症例が多いマウスピース型矯正治療です。
世界各国で利用されており、今ではマウスピース矯正＝インビザラインと捉える方も少なくありません。
ワイヤー矯正にくらべて治療中のトラブルが少なく、痛みを感じにくい点も人気の理由といえるでしょう。
渋谷F&B矯正歯科・東京では、一人でも多くの方に気軽に矯正治療を検討いただけるよう初診カウンセリングを無料で行っております。
インビザラインの費用はもちろん、治療内容やトラブルについてのご質問、どの治療法にすべきかのご相談などがあれば、お気軽にご連絡ください。