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矯正コラム
リテーナーで後戻り予防!きれいな歯並びを守る保定期間

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矯正期間終了後、整えた歯並びが治療前の状態に戻ってしまうことを「後戻り」といいます。
矯正治療は、歯やあごの骨に(圧)力をかけて、ゆっくり動かして歯並びを整えます。
歯に圧力が加わると、押された側は骨を溶かす「吸収」が起こり、反対側にできたすき間には新しい骨が「再生」されます。この「吸収」と「再生」を繰り返すことで歯が移動していきます。矯正治療が終了した時は、まだ歯の根を覆う骨が固まっていないため、そのまま放置すると元の位置に戻ろうと動いてしまうのです。矯正治療でゆっくり歯を動かして歯並びを整えていくのと同じで、後戻りも数年かけてじわじわと進行していきます。始めは気にならなかったものの気づいた頃には後戻りしてしまい、再び矯正治療をしなければならないといったケースも多いです。
当院のカウンセリングにいらっしゃる患者様の中にも、過去に矯正治療したものの後戻りしてしまい、再矯正のご相談に来られる方がたくさんおられます。
実際の後戻りしてしまった例はこちらのコラムもご覧ください
後戻りは、どんな矯正方法を選んでも発生します。特に、歯の移動量が多いと後戻りしやすくなります。また舌の癖がある方や、口呼吸の方も後戻りしやすいといわれています。後戻りを防ぐためにも「保定」することが必要です。

保定ってなに?

「保定」とは、歯を固定することです。「リテーナー」と呼ばれる保定用の装置を装着し、歯の根が安定するまで、歯並びが変化しないよう固定します。リテーナーをしっかりと装着しないと、後戻りする確率はほぼ100%と言われています。リテーナーを1日装着しなかっただけでも、再度装着した際に圧迫感や違和感を感じることがあります。これは、短時間でも歯が後戻りしかけている可能性を示しています。
毎日しっかりと保定を行うことで、後戻りを防ぎ、美しい歯並びを維持することができます。矯正治療は、装置が外れた時点で治療終了だと思われているかもしれませんが、この保定こそが整った歯並びや噛み合わせを維持する重要な役割を果たしているといえます。

保定にはどれくらいの時間が必要?

矯正装置を外してすぐから約半年くらいまでは、就寝時を含めた1日中、目安としては1日20時間以上の装着が必須です。半年過ぎてから徐々に装置の使用時間を短くしていき、最終的には就寝時のみの着用など、担当の医師の指導のもと少しずつ装着時間を短縮していきます。一般的には、保定期間は矯正期間と同じ程度の長さが必要とされています。
後戻りを防ぐために、一般的な装着時間よりも長く5年程リテーナーを使用されたことによって、後戻りせず美しい歯並びを維持されている例もございます。
詳しくはこちらをご覧ください
リテーナーの装着が十分でないと、再度装着しようとした時にはまりにくくなったり、将来的な後戻りにつながります。医師の指示した期間、時間をしっかり守りリテーナーを使用するようにしましょう。

リテーナーにはどんな種類があるの?

リテーナーは、基本的に着脱可能なものとなっており、ワイヤーなどを用いたベッグタイプのリテーナーやマウスピース型のリテーナーがあります。
また、着脱可能な装置だけではなく、歯の裏側に直接ワイヤーを通すような舌側固定装置もあります。舌側固定装置は、着け外しをしなくてもいいというメリットがある反面、どうしても歯に直接ワイヤーを固定するので、フロスなどが通しにくく歯を清潔に保ちにくいというデメリットがあります。
当院では、患者様ご自身で取り外しができる、マウスピース型リテーナーをご用意しています。お食事や歯磨きの際はリテーナーを外していただけるので、違和感なくお過ごしいただけます。マウスピース型リテーナーは透明の薄いプラスチックで作られているため、装着時も目立ちにくく、見た目を気にせず使っていただけます。
どの装置にもメリット・デメリットがございますので、どの装置を使って保定を行うかは担当の医師と相談して決めるのがオススメです。

保定期間終了後もリテーナーを忘れずに

歯並びは、日常生活の中で少しずつ変化していきます。当院では、保定期間終了後もリテーナーをご使用いただくことをおすすめしております。
頬杖や就寝時の姿勢、舌の癖など、無意識の仕草は歯に圧力を加えます。そうした長年の積み重ねが、将来的な後戻りや新たな不具合の原因となるのです。きれいに整えた歯並びを維持するためにも、リテーナー着用の習慣づけをお願いします。
後戻りしてしまうと、もう一度矯正治療をしないといけない場合があり、治療費用がかかるだけではなく、保定期間で装置を装着し続けることよりも面倒なことが起こってしまいます。


矯正期間と保定期間を合わせると、歯列矯正は長期間の治療になります。さらに、保定装置の装着は確かに煩わしく、矯正治療中のような歯が動いていく達成感もないのでなかなかモチベーションが上がりにくいと思います。ですが、矯正装置を外した後も気を抜かず、しっかりとリテーナーを使用することで理想の歯並びを維持できるのです。保定期間を乗り越えましょう!

無料初診
カウンセリング

渋谷F&B矯正歯科・東京での初診相談は無料です。口腔内を診査した上で、歯並びについてどのような悩みをお持ちかお聞きします。治療方法をいくつか提示し、かかる費用や期間についても丁寧に説明いたします。気になることは遠慮せず質問してください。

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