矯正コラム
歯並びを治したい方へ～治し方や始め方、費用を解説～

歯並びはお顔の印象を大きく左右する重要なパーツです。たとえば進学・就職・結婚など、人生の転機で歯並びを治したいと考える方も多いのではないでしょうか。歯並びを治すための「歯科矯正治療」は具体的にはどれくらいの時間や費用がかかるのか、どんな方法があるのか、など、基本情報をお伝えします。

「歯並びを治したい！」治し方にはどんな種類がある？

歯並びを治したい場合、市販のマウスピースなどを使って自分で治すことはほぼ不可能で、専門の矯正歯科による治療計画のもと、正しい装置を使ってしっかりと歯を移動させなければなりません。 歯科矯正の主な種類としては、以下の2種類が挙げられます。

ワイヤー矯正

歯の表側（または裏側）にワイヤー、ブラケット（ワイヤーを通すため、歯に装着する装置）を装着し、ワイヤーが引っ張る力を調整することで歯を動かし、理想の歯並びに近づけていくのがワイヤー矯正です。基本的に、装置の着脱はできません。

マウスピース矯正

歯列矯正です。オーダーメイドの透明なマウスピースを装着し、少しずつ理想の歯並びへと歯を移動させる方法です。

装置の違い以外に、例えば気になる部分だけを治療することを「部分矯正」と呼んだり、歯をより強力かつ正確に移動させるためなどに行う「インプラント矯正」という方法があったりします。

歯並びの症状や状態によって治療法を選択

矯正方法は、患者様の歯並びの状態によって選択可能な治療法の中から、歯科医師と相談の上で決めていきます。例えば出っ歯、すきっ歯、ガタガタした歯並び（八重歯）などは、多くはマウスピース矯正で治療が可能です。ワイヤー矯正であれば、より重度の乱ぐい歯（歯が重なっている状態）や受け口、開咬（上下の前歯が噛みあわない状態）など、治療難易度が高く、幅広い症状にも対応しています。

歯並びを治すときの期間・費用の目安

歯並びを治したいと考えたときにもっとも気がかりなことは、「期間と費用がどれくらいかかるの？」ということではないでしょうか。ここでは、期間と費用のそれぞれについて、概要をご案内します。

期間の目安

歯列矯正の治療方法はいくつかありますが、いずれも期間は1年～3年程度掛かります。 さらに、いずれの治療方法でも、歯列矯正治療の終了後、リテーナー（後戻り防止装置）を1年～2年程度は装着します。

この治療の目安の期間は、口腔内の状態（虫歯や歯周病の状況）や患者様の治療へのご協力が適切な場合を想定しています。また、歯並びの状態や治療の難易度によっても、治療期間は変動するため、期間はあくまで目安としてください。

期間を短くしたい場合は、前歯だけなど部分的な矯正にとどめるなどの方法もあります。

費用の目安

費用は歯科医院によって差がありますが、ここでは当院（渋谷F＆B矯正歯科・東京）のケースを挙げてご説明します。

マウスピース矯正にかかる費用は、現在世界の主流となっている「インビザライン」という方法を用いた場合、450,000円（税込495,000円）〜750,000円（税込825,000円）程度が目安です。

費用を抑えたい場合には、軽度から中度までの矯正であれば、日本で開発されたhanaravi（ハナラビ）という方法を選ぶこともできます。hanaravi（ハナラビ）は日本でマウスピースをすべて作成するため、コストパフォーマンスが高いことが特徴です。

hanaravi（ハナラビ）の矯正治療の費用は、300,000円（税込330,000円）～600,000円（税込660,000円）、ワイヤー矯正を併用した場合で800,000円（税込880,000円）とインビザラインよりも低く設定されています。ご自身の症例と適合するかは、歯科医師にご相談ください。

また、ワイヤー矯正の費用は、902,000円～1,408,000円（税込）程度が目安となります。ワイヤー矯正で費用を抑えたい場合は、ワイヤーやブラケットを歯の表側に装着する表側矯正を選ぶと、裏側（舌側）矯正よりも安く治療することができます。表側矯正の費用は、目立ちにくいホワイトワイヤー・クリアブラケットを使用して、902,000円が目安です。

ワイヤー矯正の費用は、上下顎とも裏側（舌側）矯正を行うフルリンガルという方法がもっとも高く、1,408,000円が目安です。装置が目立ちやすい上顎を裏側矯正、下顎は表側矯正としたハーフリンガルを採用した場合は、1,210,000円が目安とやや費用を抑えることができます。

矯正治療中の過ごし方

矯正用のマウスピースは飲食時や歯磨きの際には外しますが、その際に紛失したり、付け忘れたりすることがありますので、持ち運びや保管には注意が必要です。また、マウスピースを常に清潔に保つため、洗浄も怠ることができません。マウスピース矯正は1日のうちの大半を、装置を装着して過ごしますが、透明な装置なので、生活する上で見た目にはほとんど気にならないでしょう。

一方、ワイヤー矯正は固定装置で、装置をつけたまま飲食しますので、固いものや歯にくっつくものは避けるなどの点に注意します。また、虫歯になりやすいため、食後の歯磨きも歯科医師の指導に従い、丁寧に行っていただく必要があります。

装置に慣れるまでは、発音しづらい可能性もあります。気になる方は事前に歯科医師によくご相談ください。

ワイヤー矯正でも、裏側（舌側）矯正であれば見た目にほぼ目立ちません。もっとも目立ちやすいとされるワイヤー矯正の表側矯正ですが、こちらも従来に比較すれば、ホワイトワイヤーやクリアブラケットを使うことによって、見た目の違和感はかなり軽減されています。

歯並びを治したいという方は、まずは渋谷F＆B矯正歯科・東京へお越しください。初回カウンセリングは無料のため、治療の決心がまだついていない方もお気軽にご相談いただけます。カウンセリングを受けたからといって必ず治療をしなければならないということはなく、強引な営業等もございませんので、どうぞ安心してご来院ください。