1. TOP
  2. 矯正コラム
  3. 歯列矯正(矯正治療)について
  4. 前歯だけの部分矯正~そのメリットや方法、治療の流れなど~

矯正コラム
前歯だけの部分矯正~そのメリットや方法、治療の流れなど~

\自分にあった矯正治療を相談したい方へ/

初診カウンセリングは無料 予約はこちら

「前歯だけ歯並びを治したい」とお悩みではありませんか?
前歯の歯並びだけを治す治療を部分矯正といいます。部分矯正は全体矯正にくらべて患者様の負担が少ないことなどから人気のある治療法です。
今回は、前歯だけの部分矯正をご希望の方に向けて、部分矯正を選択するメリットと治療の種類、全体矯正との違いや治療の流れ、注意点についてまとめました。
納得のいく治療にするためにも、ぜひご参考にしてください。

前歯だけの部分矯正を行うメリットとは

歯列矯正治療に興味があっても、費用や治療期間で躊躇してしまうことも少なくありません。
前歯だけの部分矯正を行うメリットは、以下の2点が挙げられます。

比較的短期間、低料金で治療できる

全体の歯を動かす必要のない部分矯正は、治療期間が短く、料金も全体矯正にくらべると安い傾向にあります。
結婚式や就職など、大切なイベントの前のタイミングで検討していただくことも可能です。

気になる前歯の歯並びだけを治療できる

部分矯正は、気になる部位だけを治療できるため、全体に装置をつける必要がありません。そのため、装置による違和感や痛みが少ない傾向にあります。
前歯だけの治療でも顔の印象が大きく変わることもありますので、歯列矯正治療をあきらめていた方も検討されてみてはいかがでしょうか。

その他の部分矯正に関する概要は、当院(渋谷F&B矯正歯科・東京)の「部分矯正」のページも参考にしてみてください。

前歯だけの部分矯正を行う方法

前歯だけの部分矯正を行う方法には、「ワイヤー矯正」と「マウスピース矯正」があります。

ワイヤー矯正(表側矯正、裏側矯正)

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を付けて、ワイヤーを通して行う従来の固定式の治療法です。前歯だけの部分治療を行う場合、ブラケットを前歯のみ(場合によっては一部の奥歯にも)装着し、ワイヤーを通して治療を行います。
現在は前歯に銀色のブラケットを使用するケースはほとんどなく、目立たない白色または透明(クリア)なブラケットが使用でき、できるだけ目立たないように配慮されています。

ブラケットを歯の表面につける方法を表側矯正、裏面につける方法を裏側矯正といいます。表側矯正は、口を開けるとすぐに目に留まるため審美性には欠けますが、裏側矯正にくらべて調整やお手入れがしやすい傾向にあります。
慣れるまでは唇の裏側に傷がつきやすいので、とくに唇の圧が強い方は注意が必要です。
繰り返し傷ができてしまう方は、粘膜保護用の専用ワックスを使用することで、痛みを軽減できます。

裏側矯正は、口を開けても目立つ心配はありませんが、表側矯正にくらべてブラケットやワイヤーが見えにくいことから、調整やお手入れが少し難しくなります。
とくにお手入れは鏡を見ても分からないため、丁寧に磨いたときの感覚を覚えなくてはいけません。
慣れるまでは滑舌が悪くなりやすく、舌に傷がつく可能性があることから注意が必要です。こちらも専用ワックスで対処することができます。

ワイヤー矯正の概要については、当院(渋谷F&B矯正歯科・東京)の「表側矯正」「裏側矯正」のページも参考にしてみてください。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、取り外しが可能なマウスピース型の装置を使用した治療法です。
定期的に使用するマウスピースを交換し、はめ続けることで歯が動く仕組みです。
前歯のみの部分治療に対応したマウスピースの種類もありますので、歯科医院で相談をしてみましょう。当院(渋谷F&B矯正歯科・東京)の「ハナラビ(hanaravi)矯正」のページも参考にしてみてください。
マウスピース矯正は装置を外して食事を行えるためストレスが少なく、口腔内の管理がしやすいなどのメリットがあります。また、ワイヤー矯正に比べて装置が目立ちにくいというメリットもあります。
一方で、食後は歯磨きをしてすぐに装置をはめる必要があり、はずしている時間が長ければその分歯は動かず、後戻りが起こる可能性があるため、十分な自己管理が必要です。

「前歯だけの部分矯正」と「全体矯正」の違いとは

部分矯正は全体矯正よりも治療期間が短く、費用も安く抑えられる傾向にありますが、前歯だけの部分矯正だと、全体の噛み合わせを調整することはできません。
場合によっては、治療終了時に「しっかり噛めない」という状態になる可能性があります。
噛み合わせが悪いと、特定の歯や顎関節に負担がかかったり、顔の歪みや首・肩のこり、頭痛等を引き起こしたりなど、お口だけでなく全身にも悪影響を及ぼすため、注意が必要です。
ズレの大きい前歯を無理に部分矯正で治すことは、噛み合わせのバランスが崩れる原因なので、おすすめはできません。部分矯正で大丈夫か全体矯正にした方が良いかなどは、矯正歯科の医師などとよく相談して決めましょう。

前歯だけの部分矯正の流れ

前歯だけの部分矯正を希望される場合、治療に入る前に前歯だけの治療を行う場合のメリット・デメリットをしっかりと確認しないといけません。以下に部分矯正の治療開始までの流れをご説明します。

1.カウンセリング・口腔内チェック

はじめに問診票を書き、カウンセリングを行います。
前歯のみの矯正を行う場合のメリット・デメリットをしっかりと確認し、納得したうえで、ワイヤー矯正とマウスピース矯正、どちらを選択するかなども含めて話し合います。
疑問や気になることがあれば遠慮なく聞くようにしましょう。
口腔内をチェックして虫歯や歯周病があれば、そちらの治療を優先して行わなくてはいけません。問題がなければ、矯正治療のための精密検査へと進みます。

2.精密検査

ワイヤー矯正の場合は、レントゲン撮影や型取りなどを行い、現在の歯並びの状態を確認します。
マウスピース矯正の場合は、レントゲン撮影は必要ですが通常の型取りは行いません。
専用の機械で歯型をスキャンし、PCに取り込んだデータを分析します。

3.治療計画

精密検査結果をもとに治療計画が立てられ、患者様に伝えられます。
内容に同意すれば治療がスタートします。なお、マウスピース矯正の場合は装置の製作までに1ヶ月ほどかかります。

4.治療開始

ワイヤー矯正の場合は、歯の表面に装置をつけてワイヤーを通します。
治療を始めたばかりの頃は痛みが強く出やすいため、力加減が大切です。
力をかけすぎないよう注意しながらワイヤーを調節し、これを月に1回のペースで行います。ワイヤー矯正で前歯のみの部分治療を行う場合の治療期間は数ヶ月~1年程度です。
マウスピース矯正で前歯のみの部分治療を行う場合は、届いた装置をお渡しした後は、1週間〜2週間ごとに交換して装着します。歯科医院でのチェックは2ヶ月に1回程度(マウスピースの種類による)で、治療期間は数ヶ月〜1年程度です。

5.保定期間

メイン治療を終えた後は、歯が並んだ状態をキープするための保定期間に入ります。
後戻りを防止するためには欠かせない期間であり、メイン治療とは異なる装置を歯の裏側につける、もしくはマウスピース型の装置を使用して行います。
基本的に、全体矯正・部分矯正かかわらず治療と同じ期間の保定が必要とされているため、前歯のみの部分矯正の場合、前述の通り治療期間の目安が数ヶ月~1年程度ですので、同じ期間の保定期間が必要です。ただし、保定期間の考え方は歯科医院によって異なるため、気になる方は事前に確認しましょう。
期間中は、装置の脱離チェックとクリーニングを含めた定期メンテナンスが必要です。
保定期間を過ぎたら、矯正治療終了となります。

前歯だけの部分矯正ができない可能性はある?

歯の状態によっては、前歯のみの部分矯正の対象とはならない場合があります。

  • 前歯のズレや凸凹が大きい場合
  • 受け口の場合
  • 開口(噛んだ時に前歯の上下に空間ができてしまう)の場合
  • 歯ではなく骨格に問題がある場合
  • 天然歯ではなくインプラントの場合

骨格に問題がある、またはインプラントのケースでなければ、前歯のみの部分矯正ができる可能性はゼロではありません。
詳しく知りたい方は、一度歯科医院で診てもらうことをおすすめします。

まとめ

前歯だけの部分矯正を希望される方は少なくありません。
全体矯正よりも治療期間が短く、費用も安く抑えられるメリットがありますが、かならずしも対象になるとは限らないため、まずは歯科医院でのチェックをおすすめします。
ワイヤー矯正にするのか、それともマウスピース矯正にするのかによって、治療方法だけでなく痛みの感じ方やお手入れ方法などにも違いがあります。
自分に合った治療法を見つけるためにも、カウンセリングをご利用ください。
当院では、カウンセリングでそれぞれのメリットとデメリットについても分かりやすくご説明し、精密検査や調整、メンテナンスに至るまで、一つ一つを丁寧に行っております。
前歯だけの部分矯正をご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。

無料初診
カウンセリング

渋谷F&B矯正歯科・東京での初診相談は無料です。口腔内を診査した上で、歯並びについてどのような悩みをお持ちかお聞きします。治療方法をいくつか提示し、かかる費用や期間についても丁寧に説明いたします。気になることは遠慮せず質問してください。

この記事をシェアする

この記事のカテゴリー

この記事の関連タグ

関連するおすすめ記事

カテゴリー

よく読まれている記事

関連タグ