- TOP
- 矯正コラム
- 歯列矯正(矯正治療)について
- 歯列矯正が早く終わる人の特徴、早く終わらせるためのポイントは?
矯正コラム
歯列矯正が早く終わる人の特徴、早く終わらせるためのポイントは?
公開日:2022.09.28
歯列矯正中の方、今後歯列矯正をする予定の方の中には「歯列矯正をできるだけ早く終わらせたい」と考える人も多いでしょう。
歯列矯正は、治療期間が比較的長く、年単位になるケースがほとんどです。
近年では目立ちにくい装置が使えるなどしますが、通院や装着などの手間はどうしてもかかり、まったく違和感なく過ごせるわけではないため、できるだけ早く終わりたいと思う方は多いでしょう。
今回は、歯列矯正が早く終わる人の特徴や、早く終わらせるためのポイントについて、分かりやすくまとめました。
目次
歯列矯正にかかる期間の目安
歯列矯正にかかる期間は、成人矯正と小児矯正で異なり、どちらも基本的に年単位になります。
お口の状態やはじめる年齢によっても違うため、あくまで目安として捉えてください。
正確な治療期間は、精密検査後に決まります。
成人矯正は平均2年~3年
成人矯正にかかる期間は、平均で2年〜3年です。その後歯がきれいに並んだ状態を維持するために保定期間にはいります。その長さはメインの治療とほぼ同じであり、保定期間も含めると、トータルの治療期間は4年、長い方で6年ということになります。
抜歯の有無や矯正中のトラブルの多さによっても異なりますが、比較的トラブルが少なく、抜歯を対象としないマウスピース矯正の方が、トータルでみるとワイヤー矯正より治療期間が短い傾向にあります。
小児矯正ははじめるタイミングによって異なる
小児矯正の場合は、乳歯から永久歯に生え変わり始める6歳頃〜12歳を対象としており、何歳で治療を始めるか、またお口の状態によっても治療期間に差がでやすいのが特徴です。
一期治療は6歳〜12歳ですが、一期治療だけで理想どおりにならなかった場合は、成人矯正と同じような二期治療にすすむ必要があり、その対象年齢は12歳〜18歳です。
二期治療にかかる期間は一期治療を始める時期に左右される
一期治療を受けている分、二期治療は成人矯正から始めたケースよりも短くなる傾向にありますが、一期治療を始める時期が遅れればそれだけ長引いてしまいます。
小児矯正にも保定期間が存在するため、トータルでみると成人矯正より長引く可能性はゼロではありません。
しかし、矯正治療で抜歯をするリスクの低減や、唇や舌の癖の改善に役立つなど、成人矯正では得られないメリットが多いことから人気の治療法でもあります。
歯列矯正が早く終わる人の特徴は?
年単位の歯列矯正だからこそ、できるだけ早く終わらせたいと思う方は少なくありません。
歯列矯正が早く終わりやすい方の特徴は、以下のとおりです。
比較的短期間で終わる治療方法を選んだ人
歯並びの状態によっては選べる治療法が限られますが、抜歯を必要としないケースであれば、比較的トラブルの少ないマウスピース矯正の方が早く終わる傾向にあります。
しかし、装置を外さずに食事をしたり、お湯で装置を洗ったりするなど、ルールにそった取り扱いをしていない場合は、装置の作り直しが必要になり、そのぶん治療期間が伸びる可能性があります。
マウスピース矯正に関する概要やよくある質問については「渋谷F&B矯正歯科・東京のマウスピース矯正」のページを参考にしてみてください。
当院(渋谷F&B矯正歯科・東京)の矯正方法の一覧は、「治療メニュー」のページからご覧ください。
歯並び以外の問題(虫歯や歯周病など)がない人
歯列矯正中に虫歯や歯周病になると、矯正治療を一旦中止して、お口の環境を整えなくてはいけません。
丁寧なお手入れとメンテナンスを欠かさずに受けることで、治療期間が伸びるリスクを下げることができ、治療後の仕上がりも良くなります。
歯列矯正を早く終わらせるためのポイントは?
歯列矯正を早く終わらせたい方は、以下のポイントを意識してお過ごしください。
装置を正しく装着し続ける
取り外しが可能なマウスピース矯正は、1日20時間以上の装着が必要です。装着時間が足りなければ、歯が計画通りに動かずに予定していた治療期間よりものびる可能性があるため、気をつけなくてはいけません。
ワイヤー矯正の場合も、装置の脱離やワイヤーが折れた状態を放置していると、歯が動かない時間ができることから、治療期間がのびる傾向にあります。 ルールを守り、トラブルがおこらないように気をつけましょう。
通院を続ける
歯列矯正中は、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
いくらお手入れのしやすいマウスピース矯正であっても、歯石がついたり、磨き残しが原因で虫歯や歯周病などが発症したりする可能性もゼロではありません。
そのため、定期的に通院し歯石やプラーク(歯垢)を除去することも重要です。この除去作業をスケーリングと言いますが、歯科医院で専用の機器や器具を使って行います。お口の中をきれいにし、虫歯や歯周病がない状態を維持することが、トラブル回避につながります。
虫歯にならないよう丁寧にケアする
定期的なメンテナンスを受けていても、普段のお手入れの質がよくなければ虫歯や歯周病を防ぐことはできません。
歯ブラシでは全体の6割程度しか汚れを落とすことができないため、除去率をあげるにはフロスや歯間ブラシなどの補助用具が必要になります。
丁寧なお手入れを心がけて、虫歯や歯周病を予防し、治療期間が長引くのを防ぎましょう。
正しい磨き方や補助用具の取扱いについては、当院(渋谷F&B矯正歯科・東京)でもブラッシング指導で分かりやすくお伝えしております。
保定をしっかり行う
メインの治療が終わった後は、きれいに並んだ歯を保つための保定期間に入ります。
保定期間中は専用の装置(保定装置)を使用しますが、歯がきれいに並んでいるからと気を抜いてしまう方も少なくありません。
保定装置を使わなければ、歯は後戻りし、結果的に治療期間がのびる原因となります。
保定期間中も装置をしっかり使って後戻りを防ぎましょう。
長くかかってしまうのはこんなとき
早く終わらせるためのポイントを疎かにすると、以下のような問題が発生し、治療期間が長引く可能性があります。
当初の計画通りに歯が動いていかない
計画通りに歯が動かない原因の多くは、歯列矯正中のトラブルや、マウスピース矯正の場合であれば、装置の装着時間が足りないことが挙げられます。 トラブルは食事の際におこりやすいため、ワイヤー矯正であれば一口サイズに切ってゆっくり食べる、マウスピース矯正の場合は装置を外して食べるなど、ルールをしっかりと守るようにしてください。
途中で虫歯や歯周病になってしまう
歯列矯正の途中で虫歯や歯周病になってしまうと、それらの治療を優先する必要があるため、治療期間が長引く傾向にあります。
丁寧なお手入れを心がけ、定期的なメンテナンスも欠かさないようにしましょう。
正しいお手入れ方法が分からない方や、補助用具がうまく使えない場合は、歯科医院でブラッシング指導を受けましょう。
矯正治療後に後戻りしてしまう
保定装置の装着時間が足りないと、後戻りがおこってしまいます。
メイン治療と同じように、保定期間も「歯にどのような影響をもたらすのか」を意識して過ごすことが大切です。
保定装置を紛失した場合は、歯科医院まですぐに連絡します。
歯列矯正のルールを守って治療を計画通りに終わらせよう
歯列矯正を早く終わらせるためには、治療計画通りに歯が動くことが大前提です。
計画通りに歯が動かなければ、そのぶん治療期間がのびるため、治療開始時にお伝えするルールをしっかりと守るようにしましょう。
万が一トラブルがおこったときは、すぐに知らせることもポイントの一つです。変化がないか装置をチェックすることも忘れないようにしてください。
スムーズな治療にするためにも、今回お伝えしたポイントを忘れないようにしましょう。
無料初診
カウンセリング
渋谷F&B矯正歯科・東京での初診相談は無料です。口腔内を診査した上で、歯並びについてどのような悩みをお持ちかお聞きします。治療方法をいくつか提示し、かかる費用や期間についても丁寧に説明いたします。気になることは遠慮せず質問してください。
03-6416-9027