1. TOP
  2. 矯正コラム
  3. 歯列矯正(矯正治療)について
  4. 部分矯正でできる範囲はどこまで? OKな例とNGな例を紹介

矯正コラム
部分矯正でできる範囲はどこまで? OKな例とNGな例を紹介

\自分にあった矯正治療を相談したい方へ/

初診カウンセリングは無料 予約はこちら

矯正治療を検討中の方のなかには、「部分矯正」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。全体的な歯並びや噛み合わせなどには問題がなく、一部の歯のガタつきなど部分的に歯列を整える場合に用いられる矯正治療のことですが、症状によって部分矯が最適ではないケースもあります。
そこで今回は、部分矯正ができる範囲とできない範囲、部分矯正の方法などについて詳しくご紹介していきます。比較的費用も抑えられるため、気になる方も多くいらっしゃると思います。部分矯正治療を希望される方は、ぜひ参考になさってください。

部分矯正とは何を指すのか

部分矯正というのは、その名の通り部分的に矯正治療を行うことを指します。上下すべての歯を矯正治療する「全顎矯正(ぜんがくきょうせい)」とは異なり、歯並びがガタガタの部分だけ、下顎だけというように、気になる部分だけに限定して行う矯正治療のことです。英語では「MTM(Minor Tooth Movement )」となり、「プチ矯正」とも呼ばれています。

噛み合わせなどに大きな問題がなければ、1本からでも矯正治療が可能で、全顎矯正の治療期間が1年〜3年に及ぶのに対して、部分矯正は症状によって差がありますが半年〜1年と比較的短い期間で治療できます。治療方法としては、ワイヤー矯正(表側矯正、裏側矯正)、マウスピース矯正などがあります。

部分矯正のメリットとしては、全顎矯正と比べて費用が少ないこと、気になる部分だけの治療で済むため心理的な負担が少ないこと、治療期間が比較的短いことなどが挙げられます。その一方で、部分矯正では対応できないケースがあることや、症状によっては思ったような治療効果が得られないなどのデメリットがあるのも事実です。

実際に無理な部分矯正によって、噛み合わせや歯並びが崩れてしまったケースも少なくないため、まずは歯科医師に相談し、どのような部分が気になるのか、どのような歯並びにしたいのかを伝えた上で、部分矯正にすべきかどうかを考えていきましょう。

部分矯正ができる範囲

ここからは、部分矯正ができる範囲についてさらに詳しくご紹介していきます。

部分矯正ができる歯並びというのは、まず「奥歯の噛み合わせに問題がないこと」が大前提です。その上で、軽度のガタガタした歯並びや、軽度の出っ歯、前歯の正中(真ん中の線)のズレ、前歯などに隙間があいているすきっ歯などの症状であれば、一般的には部分矯正でも歯並びが改善できる可能性があります。

また、全顎矯正の治療後には、前歯など部分的に歯並びが元に戻ってしまうことがあります。こうした全顎矯正後の部分的な後戻り症例も部分矯正で対応できる範囲です

部分矯正ができないケース

上記でもご紹介した通り、部分矯正は必ずしも全ての症状に対応できるわけではありません。無理な部分矯正は、出っ歯や前歯の正中のズレなどを引き起こす可能性もあるため注意が必要です。では、具体的にどのようなケースが部分矯正では対応できないのでしょうか。部分矯正が難しいと言われる一般的なケースをご紹介します。

歯並びの症状の程度が大きいケース

部分矯正というのは、基本的に前歯から3番目までの歯を動かすことに用いられる矯正方法です。そのため、八重歯や乱杭歯など、歯並びが極度に悪い場合や歯列の乱れが広範囲に及ぶ場合には部分矯正での改善は難しいでしょう。

骨格に問題があるケース

歯の大きさに対して顎の横幅が小さいなど、顎の骨の大きさなどに問題があって歯並びが乱れている場合には、部分矯正で治療することはできません。歯並びを整えるためには、歯がきれいに並ぶためのスペースが必要で、そのスペースがないまま無理に部分矯正をすると、他の歯並びに影響が出てしまうからです。

噛み合わせまで改善したい場合

部分矯正はその名の通り部分的に歯を動かす矯正方法のため、奥歯を動かして噛み合わせまでを改善することはできません。

Eラインを整えたい場合

Eラインというのは、横顔を見た時に顎の先端から鼻先を結んだラインのことで、上下の唇がこのEラインよりも内側に入っているかもしくは少し触れているのが美しい横顔の基準と言われています。Eラインを整えるためには、歯並びを整えるための十分なスペースが必要なため、部分矯正のみでは対応することができません。

部分矯正における主な矯正方法

当院(渋谷F&B矯正歯科・東京)で行っている部分矯正の主な治療方法は以下の2つです。

マウスピース矯正

部分矯正をマウスピース矯正で行う場合、歯列を整えたいのが一部であったとしても歯全体をマウスピースで覆う必要があります。通常の全顎矯正治療と同様に1日20時間以上の装着が必要です。透明のマウスピースを使用するため、周囲に知られずに部分矯正を行いたい方にはおすすめの方法です。

ワイヤー矯正(表側矯正、裏側矯正)

ワイヤー矯正というのは、歯の表面につけたブラケットと呼ばれる装置にワイヤーを通して歯列を整える矯正方法です。部分矯正の場合には装置を取り付ける範囲も少ないため、お手入れがしやすいというメリットがあります。また、マウスピース矯正よりも細かい調整が可能です。

部分矯正は治療期間や費用を抑えて歯並びを整えたい時などにも選ばれる矯正方法です。適応となるかどうかを患者様ご自身で判断することは難しいため、どのような部分が気になるのか、どのような歯並びを希望するのかを伝えて歯科医師に相談しましょう。

無料初診
カウンセリング

渋谷F&B矯正歯科・東京での初診相談は無料です。口腔内を診査した上で、歯並びについてどのような悩みをお持ちかお聞きします。治療方法をいくつか提示し、かかる費用や期間についても丁寧に説明いたします。気になることは遠慮せず質問してください。

この記事をシェアする

この記事のカテゴリー

この記事の関連タグ

関連するおすすめ記事

カテゴリー

よく読まれている記事

関連タグ