矯正コラム
マウスピース矯正中に飲むのがOKな飲み物、NGな飲み物
公開日:2022.09.28
「マウスピース矯正中は好きな飲み物を飲んでもいいの?」と疑問に感じたことはありませんか?
マウスピース矯正はワイヤー矯正よりも虫歯や歯周病のリスクが低く、飲食時のトラブルもおこりにくいといわれていますが、飲み物の摂り方を間違えると、一気にトラブルが発生する可能性があるため、気をつけなくてはいけません。
今回は、マウスピース矯正中に飲んでもいい飲み物と、飲んではいけない飲み物を理由も含めご紹介します。
現在矯正中の方やマウスピース矯正をご検討中の方は、ぜひご参考ください。
目次
マウスピースに飲み物はどう影響する?
取り外しが可能で自由度が高いマウスピース矯正ですが、装置をつけたまま飲んでいい飲み物と、ダメな飲み物が存在します。
おこるトラブルのなかには、取り返しのつかないケースもあるため、気をつけなくてはいけません。
ダメな飲み物を飲んだ場合におこり得るトラブルは以下のとおりです。
マウスピースが着色してしまう恐れがある
マウスピースを装着したまま色の濃い飲み物を飲むと、マウスピースに色がついてしまう恐れがあります。
装置に着色がおこっても、歯の動きには支障はありません。
しかし、マウスピース矯正は1日20時間以上装着する必要があるため、着色した状態では周囲に清潔感のない印象を与える可能性があります。
色の濃い飲み物を飲むときはかならずマウスピースを外し、飲んだ後は一度水でお口をゆすぐ、もしくは食べ物を一緒に摂取した場合は歯磨きをしてから、マウスピースを再び装着するようにしてください。
マウスピースが変形する原因になる
マウスピースを装着したまま温度の高い飲み物を飲むと、マウスピースが変形してしまう可能性があります。熱いものを口にしがちな冬場はとくに気をつけなくてはいけません。
一度変形したマウスピースはもとには戻らないため、作り直しが必要です。
マウスピースの作り直しはワイヤー矯正とは違い数週間かかることから、歯が後戻りしやすく、治療期間が伸びる傾向にあります。
追加料金がかかってしまうケースもあるため、十分に気をつけてください。
たとえ水であっても、熱いのはNGです。
虫歯や歯周病の発生につながる
マウスピースを装着したまま糖を含む飲み物を飲むと、マウスピースと歯のすき間に水分が入り込み、虫歯や歯周病の発生につながります。
マウスピースをしていると歯の表面が唾液につかないため、唾液のもつ抗菌作用や再石灰化作用などの効果を得ることができません。一気に虫歯や歯周病のリスクが上がる可能性があります。
糖の入った飲み物を飲んだ後にマウスピースをつけたままうがいをしても、すき間に入り込んだ水分をゼロにすることはできないので、一度外してお口とマウスピースを洗わなくてはいけません。
マウスピースを装着したままでもOKな飲み物
水や炭酸水であれば、マウスピースを装着したままでも飲むことができます。
注意すべきことは、透明であれば何でもいいというわけではなく、糖が入っていないものでなければいけません。
甘い炭酸水はNGですので、商品をしっかりチェックしてから飲むようにしてください。原材料名に「糖類」や「果糖ブドウ糖液糖」などの記載がある場合は、糖分が使われているため注意が必要です。
また、柑橘系のフレーバーが含まれるものは、酸性度が高くい場合があり虫歯の原因になる場合があるため、装着時に過剰な摂取接種は避けるのが無難です。
マウスピースを装着したままだとNGな飲み物
基本的に水以外は避けた方がいいですが、とくに避けるべき飲み物を以下にまとめました。
飲みたくなったときはかならずマウスピースを外し、飲み終わった後にお口をゆすいでリセットすることも忘れないようにしてください。
色の濃い飲み物
コーヒー、紅茶、コーラ、濃いお茶、赤ワイン、黒ビールなど
コーヒーやお茶に含まれている「タンニン」や「ポリフェノール」がマウスピースに着色してしまいます。
熱い飲み物
ホットコーヒー、ホットミルク、ホットココア、白湯、ホットワインなど
概ね60度を超える飲み物はマウスピースを変形させる可能性がありますので、注意しましょう。
糖分が多く甘い飲み物
甘い炭酸水、スポーツドリンク、フルーツジュース、野菜ジュース、乳製品飲料など
マウスピースの中に糖分が停滞し、虫歯の原因になりますので注意しましょう。
スポーツドリンクの中には、クエン酸やアミノ酸といった酸性原料が含まれていることも多く、こちらも虫歯の原因となります。そのため、運動時の水分補給は水で行うことが無難です。
マウスピース矯正中でも、装置を外していれば何でも飲んでOK?
マウスピースを外している状態であれば、基本的には何を飲んで頂いても大丈夫です。
ただし、飲む間隔が短かすぎたり、ダラダラと時間をかけた飲み方は、お口のなかの菌が活性化する酸性の状態を維持しやすいため、おすすめできません。
また、マウスピースを外している時間も結果的に長くなり、後戻りにもつながります。
サッと飲み終わってお口のなかをきれいにし、マウスピースを装着するようにしましょう。
マウスピース矯正中の飲み物に関するその他の疑問
以上、マウスピース矯正中の飲み物についての基礎知識をお伝えしてきましたが、こんなときはどうなの?といった、飲み物に関するちょっとした疑問についても解説します。
ストローで飲むとリスクは下がる?
マウスピースを装着したままだとNGな飲み物であっても、ストローを使って飲むことにより、マウスピースへの接触をある程度減らすことができ、マウスピースへの着色やマウスピース内への飲み物の侵入を抑えることができます。そのため、普通に飲むのと比べるとリスクは下がると言えます。
ただし、マウスピースへの接触を完全にゼロには出来ませんので、飲んだあとは出来る限り早く、お口の中とマウスピースを洗浄し清潔な状態に保つ必要があります。
マウスピースの種類によって飲み物のルールは異なる?
インビザラインやhanaraviなどのマウスピースの種類によって、装着したままOKな飲み物とNGな飲み物が変わることはありません。
ルールを適切に守り、治療中のトラブルを招かないよう心がけましょう。
もしNGな飲み物を飲んでしまったら?
万一、マウスピースをしたままNGな飲み物を飲んでしまった場合は、その後の適切な対応が必要です。
- すぐにマウスピースを水洗し、または、ウェットティッシュで着色などきれいに拭き取るなどし、マウスピースを清潔に保つようにしましょう。同時に歯磨きやマウスウォッシュでお口の中を清潔な状態にすることも大切です。
- マウスピースが熱さで変形するなど破損をしてしまった場合は、すぐに歯科医師に相談しましょう。破損したマウスピースは適切に歯を動かす機能を失います。マウスピースはち密な治療計画に基づいて作成されているため、破損の程度によっては再作成などの対応が必要になります。
マウスピース矯正中は、好きな飲み物を飲んではいけないわけではありません。
外した状態であれば基本的に制限はなく、飲むペースや普段のお手入れに気をつけて頂ければ問題ありません。
マウスピースを装着したままでは、装置の着色や変形、虫歯や歯周病のリスクが高くなる問題があるため、水や炭酸水以外は、かならず外した状態でお飲みください。
ルールを守って、できるだけトラブルのない矯正期間を過ごしましょう。
その他マウスピース矯正に関する概要やよくある質問については「渋谷F&B矯正歯科・東京のマウスピース矯正」のページも参考にしてみてください。
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